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【ネタバレ】くるり+Mr.Children@Zepp Nagoya 11.11 | ジェン通 | Mr.Children・鈴木"JEN"英哉 使用楽器・機材のデータベース。非公式ファンサイト。

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【ネタバレ】くるり+Mr.Children@Zepp Nagoya 11.11

奇跡アンド奇跡。目撃してきましたのでなるべく詳細に、時に冗長にレポートします。曲名の後ろにはメンバーの使用楽器を 田原/桜井/中川/鈴木 という並びでメモしています。

先行は結成20周年に向けて過去作品を完全再現するNOW AND THENツアーまっただ中のくるり。圧倒的とも言える盤石な演奏と、ある意味一般的な人のイメージする「ああくるりってこうだよなあ」というセットリスト(TEAM ROCKとTHE WORLD IS MINE中心ということもあり)で、文句無しに最高のライブでした。

ライブハウス慣れしていないと名高いミスチルファンが95%近くを占めていた印象でしたが、少なくとも私の周りはマナー的に悪目立ちするような人もなく、ノリ方こそ手拍子中心だったりするものの、あの岸田繁をして「今日のお客さんほんまええお客さんやな。ええバイヴでとる。ちょっとうるっと来た」と言わしめる温かい雰囲気で、そのまま終わってしまっても「ああ今日はいいくるりのライブだったなあ」と思えてしまうほどの多幸感で溢れており、本当にいいライブでした。ライブ中はほとんどクリフ・アーモンド見てた気がするけど。

で、舞台転換。整理番号が200番台と非常に良かったこともあり、袖のアンプボックスの中で鳴っている田原さんのギターの音が聞こえる程の距離で否が応でも昇り龍の如くうなぎ登るテンション。桜井さんのマイクスタンドにセットされているピックが全部白で、「ひょっとして桜井さんエレキなし・・・?」とざわつく胸中。ナカケーの赤ジャズベが久々の登場でホッとしたのもつかの間、再び客電が落ちいよいよMr.Childrenがスタート。

1.イミテーションの木 青TL – RJB コパー
SUNNYのピアノから静かに、でも確かに始まった一曲目。あえて静かな曲を始まりに選んだことにただならぬ気配と決意を感じました。ただサビに行くまで曲名が思い出せなかったのはお兄さんと君だけの秘密だ!Jenは珍しく襟付き黒シャツをお召しになられてました。

2.掌 青TL – RJB コパー
9年ぶりにSUNNYのコーラスでの掌。「この少人数編成でやるのか…やるんだったら大サビ後の転調ないかな…転調してくれ…転調してくれ…」と曲中ずっとそんなことばかり考えてましたがいつものアレンジで終了。

3.one two three 青TL D28 RJB コパー
一瞬何が起こったのかわからず変な声が出てしまった。リリースから13年、セットリストの候補に入っているという噂は何度も聞くものの、今まで一度も陽の目を浴びることのなかった稀代の名曲がついに我々に披露される時が来たのです。

王道POPなメロディー、これぞ鈴木英哉!と言わんばかりのハネたリズム、本当に良い曲だなあという思いで終始私の顔はニヤニヤと気持ち悪いほどにほころんでました。オーディエンスに驚きと笑顔を振りまいて、1番、2番、以上!というミスチルにしては潔いシンプルな構成で大喝采のまま演奏が終わr「この道を行けば、どうなるものか・・・」Jenがシャベッタアアアアアアアアアア
Jenによるまさかの猪木パート完全再現ですよ奥さん!しかもいつの間にか肩には赤いタオル。本当にいつの間にかけたんだ(笑)

ここで桜井さんによるありがたいお話のコーナー。「くるりのイメージは物静かで、でも本当に音楽への探究心が素晴らしくて、曲を聴く度に悔しい思いをするMr.Childrenに持っていないものを沢山持っているバンド。対バンライブは相手のバンドのリハーサルが見られるのも醍醐味。ひとりひとりの鳴らす音がまた素晴らしくてまた悔しさでいっぱいになる。この後、僕達の音も少しずつ良くなっていくと思います。」というような趣旨のお話でした。いい刺激になってるみたいで本当によかった。

4.遠くへと カジノ D28 RJB 金ブラ+ブラシ
バイクに乗って遠くまで出かけていく曲です、という導入でスタート。ファンクラブ会員用のブログに乗ってたリハ写真はこの曲のようですね。Jenはロッズではなくブラシ使っていました。白に見えたからワイヤーじゃなくてアクリルブラシかもしれません。

5.ほころび 青TL D28 RJB 金ブラ
これまた久しぶりの曲。やはり聴くとどうしても2006年のapフェスを思い出します。

6.東京 青TL – RJB 金ブラ
安心してください、Mr.Childrenの方の東京です。どうせならロックンロールもやりゃいいのに、って思ったりしましたが流石にそういうこともなく。

ここでSUNNYの奏でるオルガンの音に乗せて、MCのような噺の前のマクラのような桜井さんのセリフ。「みんな狭いでしょ?苦しいでしょ?わかってんだ、、、そういう時は、両側の人にお願いして、”そのドアを開けてくれ”」

7.Door ザラスシンライン D28 RJB 金ブラ
また変な声出た。1番はオルガンとアコギにJenと田原さんがハンドクラップを加える。2番からは全員入ってのバンドアレンジ。これがなんとも無茶苦茶格好良かった…キラキラしたPOPさだけじゃなくて、こういう渋いカッコよさを出せるMr.Childrenが好きなんだよなあと再認識。

曲が終わり、カポを外してそのままアコギで16分のストロークを弾き始める桜井さん。あれ、風?いやでもG押さえてるしこんな曲あったっけ…?と思っていたら、

”ああ 風のうわさで君の話を聞いたんだよ”

8.友とコーヒーと嘘と胃袋 ザラスシンライン D28 RJB 金ブラ
変な声ry
ついに…ついにこの曲を生で聴ける時が…!!!ライブのアンケートの「ライブで一番聴きたいMr.Childrenの曲はなんですか」というに毎回「友とコーヒーと嘘と胃袋」と答えてきたもはや怨念に近い私の祈りがついに通じたのでしょうか。この曲はなんといってもリズム隊が良い。運良く私の目の前も開けてJenをガン見することが出来ました。
なんと今回は間奏のセリフも再現。野坂昭如と藤原組長がみのもんたと吉田類に変わってました。アウトロではくるりのばらの花のサビのフレーズも織り交ぜるおまけつき。いやもう、思い残すことがなさすぎて寿命が伸びたんだか縮まったんだかよくわからなくなりました・・・

9.I’ll be 青TL D28 RJB コパー
放心状態の私をよそにMr.Children随一のヘドバン曲(意見には個人差があります)。久々にライブで聞きましたが、小編成同期なしで演奏されるこの曲こそ、Mr.Childrenのロックバンド性が一番見える曲なのではと思います。2サビ手前でJenがストレイナーを操作してスナッピーをオンにする仕草もバッチリ肉眼で押さえられました。アウトロでどんどんテンポが上がっていき、田原さんが天を仰ぎながらギターをかき鳴らすのに合わせて私もヘヴン状態。最高か。

10.Sign DS-185 – RJB コパー
静かに熱くなった会場をクールダウンさせるように始まるイントロ。よく考えたらここまで一曲しかシングル曲やってなかったんだな・・・

11.足音~Be Strong LPAmber BF RJB コパー
【朗報】桜井和寿エレキを持つ
本編最後のMC。「次で最後の曲です。お別れに、わーっ!と盛り上がらない曲をやります。僕達と、一緒に演奏してくれたくるりの隔たりが、もっともっとなくなりますようにという想いを込めて、お届けします。」

12.隔たり リッケン325? – RJB コパー
ラストにこの曲とは渋すぎますね・・・I Love Uツアーの時のように、後半でドラムとベースも入るアレンジでした。田原さんのリッケンは12弦だったかもしれません。

—————

アンコールの拍手に応えてメンバー再登場。Jenはくるりの復刻版TEAM ROCK Tシャツをお召しに。

13.youthful days ザラスシンライン – RJB 金ブラ
2012年apのシーソーゲームや、今年の旅人のイントロのようなフロアタム+スネアのリズムに乗せた「今日のライブ、聴いてもらう曲が多かったから、ここで一発みんなで騒いで、声出せる曲をやるよ!いくよ、Jen!」という煽りからの4カウント始まりで非常に新鮮なユースフルでした。

14.ひびき ザラスシンライン D28 銀リッケン 金ブラ
カウントで桜井さんが「ワンッ、ツー、、、うっそー!!」とフェイクを仕掛け慌てる田原さんをからかうという微笑ましい光景が。最近イントロで嘘をつくのにハマっているとのこと。バリエーションとして「ワン、ツー、、、ワン、ツー、、、ワン、ツー、、、、」と延々とやるバージョンもあるとか。からかわれた田原さんは珍しく自らオンマイクで「馬鹿!」とその神々しいお声をお発しあそばされておりました。

15.忙しい僕ら(新曲) 青TL – RJB 金ブラ
最後に、「聴いて欲しい、を上回ってやりたい曲がある」ということで新曲を披露。スローテンポのバラードでしたが、王道なメロディではなくじわじわ聴かせるスルメ的な曲で、聴きこむと好きになるかもしれないという期待を抱くまさに今回のセットリストを象徴したような雰囲気の曲でありました。
以上、圧倒的主観による変質的かつ偏執的なライブレポートでございました。思ったより相当長くなってしまいましたが、少しでも現場の雰囲気が伝わったならば幸いです。

【追記】
・one two threeの後、やんやと盛り上がるオーディエンスに向けて桜井さんが「ドラムス!&ポエムリーディング、鈴木英哉!」とJenを紹介。Jen「元気があればなんでもできる!」
・アンコールも終わり最後に全員のメンバー紹介。ここでは「ドラムス!&アントニオ猪木、鈴木英哉!」と紹介。最後にもう一回「1、2、3、ダーッ!!」をやって締め。
・やっぱり頭3曲はコパーだったかも…ということで訂正。

■メインセット
TAMA Star Classic(Finish:Custom Sparkle)
Zildjian A Rezo Crash ’16/’18
Zildjian A Custom Ride
Zildjian K Dark Crash
Zildjian A Custom Hi-hat(TOP/Bottom)

■Snares

M01 イミテーションの木 TAMA Copper
M02 TAMA Copper
M03 one two three TAMA Copper
M04 遠くへと SONOR Artist Brass Gold
M05 ほころび SONOR Artist Brass Gold
M06 東京 SONOR Artist Brass Gold
M07 Door SONOR Artist Brass Gold
M08 友とコーヒーと嘘と胃袋 SONOR Artist Brass Gold
M09 I’ll be TAMA Copper
M10 Sign TAMA Copper
M11 足音 ~Be Strong TAMA Copper
M12 隔たり TAMA Copper
M13 youthful days SONOR Artist Brass Gold
M14 ひびき SONOR Artist Brass Gold
M15 忙しい僕ら SONOR Artist Brass Gold

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