STADIUM公演までまだ間に合う!機材判別のススメ【前編】
いよいよ来週末から半世紀へのエントランスツアー、スタジアム公演が始まりますね。待ち遠しく感じていらっしゃる皆様もきっと多いのではないでしょうか?
私は都合でスタジアム公演は参加しないのですが、先日SUNNYさんがツイートでセットリストの大幅変更?を示唆するかのような匂わせ投稿をしたり、そもそも今ツアーは公演ごとのお楽しみがあったりするわけで機材のチェックを網羅出来ておらず歯がゆい思いをしておりました。そんな嘆きを「スタジアム公演のセンターステージではドラムセットがビスタライトに変わる!」という予想と共につぶやいたところTOOLBOXの中の人からこのような提案が。
講習会よろしくお願いしますw
竿系のチェックに余裕があるといいのですが。 https://t.co/ZMQLgSrsaw
— TOOLBOX_Mr.Children (@TOOLBOX_M) May 29, 2022
なるほど講習会!とまでは行かずとも、私が普段どのような点に注目しているかをまとめておくのは機材ウォッチャー界隈の裾野を広げることにも繋がるかもしれないなと考えましたので、僭越ながらいくつかポイントをしたためてみようと思います。
【メインセットその1】太鼓・シンバルの数を見るべし
基本ですが意外と見逃しがちです。実際に「重力と呼吸」ツアーでは興奮のあまりフロアタムが一つ減っていることを完全に見逃していました。スネアと違って公演を通してゆっくり確認出来るので焦らずじっくり舐め回すように確認しましょう。基本的には直近の組合せをベースとして考え、そこから変化があるかどうかを見定めるようにしています。
メインステージ:Ludwig MAIN SET #J3
⇒スタジアムでも恐らく変化はないと思いますが油断は禁物。エフェクトシンバル系の変更・追加はあるかも?(例:重力と呼吸ツアーの10″スプラッシュ)
サブステージ:Ludwig SUB SET #J3
⇒例を出しておきながらなのですが、過去2回センターステージの演奏があったスタジアム公演の実績からも、ほぼ確実に天候の影響を受けづらいアクリルシェルのセット+ビンテージではない金属スネアに変更してくると思います。かつては青のビスタライトセットにPaisteの赤いシンバルというビジュアル全振りの組合せが見られましたが、果たしてどうなるでしょうか。
【メインセットその2】ヘッドの種類を見るべし
打面側ヘッドの変化もわかりやすいところです。TAMA時代(SONOR/Premier含む)はほぼコーテッド系の全面真っ白なヘッドでしたが、Ludwigに変わってからはEVANSのクリアヘッド/REMOのカラーヘッドを使っています。ドーム公演のサブセットではREMOのクリアイエローのヘッドも特徴的でした。音色や打感に直結する部分なのでスタジアムで変更される=よっぽどの狙いがあることが想像出来ます。
【メインセットその3】ハイハットのボトムの受けを見るべし
地味ですが結構注目して見ています。メインとサブでハイハットスタンドは別のものを使っており、2016年以降不動の組合せになっているので「よし、今日もいつもの組合せだな!」と心を落ち着けるために確認します。笑
メインステージ:DW MDDHH3
サブステージ:SONOR HH674
⇒SONORの方はボトムのハイハットの受けが黒く太いパーツになっている点が違いを見極めるためのわかりやすいチェックポイントです。
長くなってしまったので後編:スネア編に続きます。